「このアイデア、文章では伝わるけど…図がないと通らない」って日、ありますよね。
Anthropicが発表した Claude Design は、デザイン未経験でも「伝わるラフ」をサッと作るための機能です。今日は業界の話は置いておいて、会議・提案・仕様共有で今日から使える手順に落としてまとめます。
目次
Claude Designって何?を使う側の言葉にすると
Claude Designは、Claudeにラフ画像(説明用の図や簡単なUI案)を作らせて、アイデア共有を早くするための機能です。
- 「文章で説明」から「図で共有」へ、一段ショートカットできる
- 本番デザインというより、たたき台づくりが得意
- デザイナーさんに渡す前の「叩ける材料」を作りやすい
専門用語も一応だけ補足しておくと、ここでいうUIは ユーザーインターフェース(画面の見た目や操作部分) のことです。
こんな人におすすめ
- 企画書や提案書で「図がないと伝わらない」と言われがちな人
- プロダクトの画面イメージを、Figmaを開く前に固めたい人
- 社内の説明で、フローチャートや構成図を作るのが面倒な人
- 広告・LP(ランディングページ)のワイヤー(骨組み)をまず作りたい人
無料で使える?料金は?(2026年4月時点の考え方)
ここは正直、あなたの契約プラン次第です。Claude Designは新機能なので、無料枠でどこまで触れるかはタイミングで変わります。
- すでにClaudeの有料プランを使っているなら、まずは管理画面やプロダクト内の案内を確認するのが早いです
- 無料で触れる場合でも、生成回数や速度に制限が入ることがあります
おすすめの考え方はシンプルで、「週に何回、図を作る必要があるか」で判断すると迷いません。週1回でも“資料づくりの止まり”が減るなら、元が取れるケースが多いです。
使い方の手順(スクショで追うつもりの細かさ)
ここからは「迷わない版」です。実際の画面表記はアップデートで変わることがあるので、考え方と操作の順番で押さえます。
手順1:ClaudeでDesign機能(画像生成)に切り替える
- Claudeを開く
- 新規チャットを作る
- ツール欄やモード選択で Design(または画像生成に近い項目)を選ぶ
ポイントは、文章だけのチャットと混ぜないこと。図を作るチャットは図専用にすると、やり直しが速いです。
手順2:「用途」と「出力の形」を先に宣言する
いきなり「図を作って」だと、AIが気分で盛ります。先に枠をはめます。
あなたはプロダクトマネージャー向けのビジュアル作成アシスタントです。
目的:会議で意思決定するための“ラフ図”を作る
条件:装飾は少なめ、見出しは短く、1枚で理解できること
出力:まず「図の構成案(テキスト)」→次に「画像」を出してください
これだけで、いきなり謎のポスターが出てくる確率が下がります。
手順3:ラフを作る(よく使う3パターン)
パターンA:サービス全体の構成図(いちばん出番が多い)
「誰が」「何をして」「どこに流れるか」を四角でつなぐだけで、説明が一気に通ります。
次の要件で、サービス構成図のラフ画像を作ってください。
題材:社内の問い合わせ対応フロー
登場人物:社員、Slack、Manus(作業自動化AI)、担当チーム
流れ:
1) 社員がSlackで依頼
2) Manusが依頼内容を要約し、カテゴリ分け
3) 担当チームにチケット化して渡す
4) 対応結果をSlackに返す
条件:
- 箱は4〜6個まで
- 矢印は一方向で分かりやすく
- 文字は日本語
- 背景は白、色は2色まで
ここでManusを出したのは「AIエージェント(作業を代わりに進めるAI)」の説明に図が効くから。文章だけだと、どうしても伝言ゲームになりがちなんですよね。
パターンB:画面ワイヤー(LPや管理画面のたたき台)
「この画面に何が載るか」を先に決める用途。デザインの正解探しじゃなく、要素の置き場決めに使います。
以下の要素を入れた、管理画面のワイヤーフレーム(ラフ画像)を作ってください。
画面名:週次レポート一覧
要素:
- 上部:期間フィルター(今週/先週/任意)
- 左:プロジェクト一覧(検索窓つき)
- 中央:レポートカード(タイトル、更新日、担当、ステータス)
- 右:選択したレポートの要約プレビュー
- 右下:エクスポートボタン(PDF/Google Docs)
条件:
- モノクロ基調
- 余白多め
- 見出しは短く
- まずテキストでレイアウト説明→次に画像
パターンC:比較表(ツール選定や意思決定に強い)
比較は文章で書くと長くなるので、表にしてしまうのが楽です。
次の比較を、会議用の1枚画像(表)にしてください。
比較対象:ChatGPT / Claude / Gemini
比較軸:文章の下書き、要約、長文の扱い、社内共有のしやすさ、注意点
条件:
- 断定しすぎず「得意/不得意」の表現
- 1セルは最大2行
- 日本語
- 見出しは太字っぽく
手順4:修正は「差分指示」でやる
修正は“全部作り直し”じゃなく、差分でいけます。ここが一番時短になります。
さっきの画像を次の差分だけ直してください。
- 矢印の向きを「社員→Slack→Manus→担当チーム→Slack」に統一
- 箱の文言を短く(12文字以内)
- 色は青1色に統一
「直して」で終わらせないのがコツです。どこを、どう変えるかが書けると、やり直しが1回で済みやすいです。
失敗しないコツ:Claude Designを“資料作成の一部”にする
個人的に、Claude Designを単体で使うより、資料作成の流れに組み込むほうが気持ちよく回ります。
コツ1:最初に「誰に見せるか」を書く
上司向け、顧客向け、開発チーム向けで、必要な情報量が変わります。
この図は「非エンジニアの役員向け」です。
専門用語は使わず、箱の文言はやさしくしてください。
コツ2:図の前に「1行結論」を作る
図は目を引きますが、結論がないと眺めて終わります。
この図で伝えたい結論を1行で作って。
その結論が一番目立つように、図のタイトルに入れて。
コツ3:外に出せない情報は“仮名”に置き換える
社内プロジェクト名や顧客名は、そのまま入れないのが安全です。どうしても必要なら「A社」「新規案件」みたいな仮置きで。
小さな所感:図があるだけで会議が短くなる
テキストで頑張って説明しても、「つまり何が起きるの?」で一回止まるんですよね。そこにラフでも図があると、質問が具体的になります。
デザインの完成度を競うというより、会話を前に進める道具として使うのが、いちばんおいしい使い方だと思っています。
まとめ:まずは「構成図」1枚から試してみよう
- Claude Designは、文章からラフ図やUI案を作って共有を速くする機能
- 最初は「サービス構成図」か「フロー図」から始めると成功しやすい
- プロンプトは「目的」「条件」「出力の形」を先に書くと安定する
今日やるなら、まずはあなたの仕事でよく出るテーマを1つ選んで、箱4つの構成図を作ってみてください。図が1枚あるだけで、次の作業が驚くほどラクになります。
参考リンク
Photo by Bernd 📷 Dittrich on Unsplash

