「AI、便利だからちょっと使っただけなのに…“AIで書いた?”って言われたらどうしよう」って、不安になることありません?
最近、出版社が“AI利用の懸念”を理由に作品の出版を取りやめたニュースが出て、文章まわりの空気が一段シビアになった感じがします。今日は、ChatGPTやClaudeを使って自分の文章を守るための“チェック手順”を、具体的にまとめます。
目次
今回のニュースで起きたこと(超ざっくり)
TechCrunchによると、出版社がホラー小説『Shy Girl』を「AIが使われた可能性がある」という懸念から出版しないと発表しました。ポイントは、ここでの争点が「文章の良し悪し」じゃなくて、制作プロセスへの疑いになっているところです。
ブログや社内文書でも同じで、「AIを使ったかどうか」だけが問題というより、出典・事実・権利・説明責任をセットで求められやすくなってきています。
こんな人におすすめ
- 仕事でメール、提案書、プレス文、記事を書くことがある
- ChatGPT/Claudeで下書きや言い回しの整理をしている
- 「AIっぽい文章」と言われたくない(または社内で警戒されている)
- 引用や根拠の扱いでヒヤッとした経験がある
結論:文章は「自分の証拠」を一緒に残すと強い
僕の結論はシンプルで、これです。
- AIは下書き・整理に使ってOK(むしろ時短になる)
- ただし最終原稿は“人の意図”が見える形にする
- そして根拠・メモ・改稿ログ(途中経過)を残す
「AIかどうか」を外から100%判定するのって実は難しいので、疑われないようにするより、聞かれたときに説明できる状態にしておくほうが現実的です。
今日からできる:AI文章“疑い対策”チェックリスト(3ステップ)
ステップ1:原稿を「自分の体験・条件」で縫い直す
AIっぽさが出る最大の原因は、文章が「誰が書いても同じ」になってしまうことなんですよね。だから最初に、原稿に自分固有の条件を足します。
- いつ、どこで、何のために使ったか(例:月曜の朝、社内MTG前に)
- 失敗した点、迷った点(例:この言い回しは強すぎたので弱めた)
- 数字(例:30分かかってた作業が10分になった)
ここはAIに手伝わせるのもアリです。たとえば、あなたのメモを渡して「体験談パーツ」にしてもらう。
以下のメモを元に、記事に差し込める「体験談」を3パターン書いて。
条件:
- 1パターンは失敗談を入れる
- 1パターンは数字(時間短縮など)を入れる
- どれも150〜220文字
メモ:
・〇〇の資料を作るときにAIで構成案を出した
・最初は言い回しが固かったので直した
・チェックに10分、修正に15分かかった
ステップ2:「引用・事実・固有名詞」だけは別レーンで確認する
疑われやすいのって、文体よりも事実のズレなんですよね。AIはそれっぽく書ける反面、数字や固有名詞を間違えることがあります。
おすすめは、原稿から「確認が必要な要素」だけを抽出して、そこだけ集中して潰すやり方です(専門用語で言うと“ファクトチェック(事実確認)”)。
次の文章から、確認が必要な要素を箇条書きで抜き出して。
対象:固有名詞、日付、数値、法律/規約の言及、出典が必要な断定。
出力形式:チェック項目 / なぜ確認が必要か / 確認方法の例
【本文】
(ここに原稿を貼る)
ポイントは「AIに真偽を断定させない」こと。AIにはチェック箇所の洗い出しを任せて、確認自体は自分でソースを見るのが安全です。
ステップ3:「AIっぽい文」を機械的に人間の言い方へ戻す
文章の“AI臭”って、だいたいパターンがあります。
- 抽象語が多い(最適化、包括的、革新的、など)
- 主語がいない(誰が何をしたかが薄い)
- 断言が多いのに根拠がない(必ず、確実に、など)
ここはClaudeやChatGPTに「AIっぽさを消す編集者」になってもらうと早いです。
以下の文章を、AIっぽさが出ないように“人が書いた自然な文”に直して。
条件:
- 意味は変えない
- 抽象語を減らして具体語に置き換える
- 1文を長くしすぎない
- 断定を弱め、必要なら「〜の傾向」「〜と感じた」にする
- 修正理由も行ごとに短くコメント
【文章】
(ここに文章)
この工程、地味だけど効きます。僕は公開前にここだけ必ずやってます。
料金は?無料でもできる?(2026年3月時点の考え方)
この手順は、基本的に無料枠でも試せます。ただ、長文の原稿をまるごと貼って何度も往復するなら、制限に引っかかることがあるので、作業量が多い人は有料プランが快適です。
- ChatGPT:無料枠あり。有料は上限が増えて安定しやすい
- Claude:無料枠あり。長文の扱いが得意な場面が多い
迷ったら、まず無料で「ステップ2のチェック項目抽出」だけでもやると、すぐ効果を感じると思います。
僕が実際にやってる「公開前の最短ルーティン」
最後に、僕が普段やってる省エネ版を書いておきます。忙しい日はこれだけ。
- 本文を貼って「確認が必要な要素」を抜き出す(ステップ2)
- 固有名詞・数字だけ自分で見直す(URLや公式ページで)
- 冒頭と締めだけ“自分の言い方”に直す(ステップ1+3のいいとこ取り)
これで「AIで書いたっぽい」よりも先に「ちゃんと書いた人の文章だな」が立ちやすくなります。
まとめ:まずは「チェック項目の抽出」から試してみよう
AIが文章を手伝うのはもう普通になってきました。でも、空気が変わってきた今は、文章の完成度と同じくらい作り方の説明ができるかが大事です。
今日やるなら、いちばん簡単で効くのはこれ。
- 原稿をAIに貼る
- 「確認が必要な要素」を抜き出してもらう
- そこだけ自分で確認して直す
これ、10分でできます。まず一回やってみると「不安の正体」がかなり小さくなりますよ。
参考リンク
- Publisher pulls horror novel ‘Shy Girl’ over AI concerns(TechCrunch AI)
Photo by Zulfugar Karimov on Unsplash


