「AI作曲って、当たりは出るけど…狙った雰囲気に“寄せる”のが難しい」って感じたことありません?
Sunoの最新アップデート v5.5 は、音の良さよりもカスタマイズ(自分の好みに寄せる)に重心が寄っていて、作り直し地獄がちょっと減りそうです。今日は、はじめて触る人でも迷わないように、実用の手順とコピペ用の指示文をまとめます。
目次
今回のSuno v5.5で「できること」
The Vergeの紹介によると、v5.5のポイントはユーザーがコントロールできる範囲が増えたこと。追加されたのは主に次の3つです。
- Voices:声(ボーカル)のキャラを選んで寄せやすくする機能
- My Taste:自分の好みを学習させて、提案や生成のブレを減らす機能
- Custom Models:自分用のモデル(作風)を作って、同じ方向性を再現しやすくする機能
専門用語っぽく見えますが、要するに「たまたま良い曲が出る」から「狙って近づける」へ寄ってきたアップデートです。
こんな人におすすめ
- 動画やスライド用にBGMが欲しいけど、毎回探すのが面倒な人
- AI作曲を試したものの、曲の雰囲気が安定しなくて困った人
- 同じテイストの曲をシリーズで作りたい人(YouTube、Podcast、社内動画など)
無料で使える?料金は?(2026年3月時点の考え方)
Sunoは基本的に無料枠が用意されることが多いですが、生成回数や書き出し、商用利用まわりはプランで変わりやすいです(このへんは頻繁に改定されます)。
- まずは無料枠で「作れるか」「狙った感じに寄せられるか」だけ試す
- 仕事で継続利用するなら、書き出し(ダウンロード)や利用条件をプラン画面で確認してから課金
体感としては、BGMを週1以上で作るなら有料プランのほうが精神的にラクになりやすいです。
今日からの使い方:v5.5を「外さないBGM作り」に使う手順
ここからは、スクリーンショットで追うつもりの粒度で書きます。まず結論としては、v5.5は1曲を気合いで当てに行くより、好みを固定して量産の精度を上げるのが強いです。
手順1:まず「用途」を先に決める(ここで8割決まる)
Sunoに投げる前に、用途を一言で固定します。BGMは用途で正解が変わるので、ここがフワッとしてると沼ります。
- 例:商品紹介動画のBGM
- 例:セミナーのオープニング
- 例:作業用(歌なし)ローファイ
手順2:My Tasteで「好き」を先に覚えさせる
My Taste(好み学習)は、「こういう方向が好き」を先に渡しておく発想です。ここが入ると、毎回プロンプトを盛らなくても、寄った提案が出やすくなります。
おすすめは、いきなり抽象語で固めずに、近い参考(雰囲気)を2〜3個言語化すること。
あなたのMy Taste用メモです。
私が欲しいのは「説明の邪魔をしないBGM」です。
・ボーカルなし(インスト)
・テンポは中速(落ち着くけど眠くならない)
・音色は温かい(ピアノ、軽いシンセ、柔らかいドラム)
・展開は控えめ(サビで主張しすぎない)
・用途:5分の解説動画のBGM
この方向の提案を優先して。
このメモを作ったら、Suno側のMy Tasteに反映(設定や好み登録の導線)します。UIは変わることがあるので、見つからない場合は「My Taste」表記のあるタブや設定を探すのが早いです。
手順3:Voicesは「必要なときだけ」触る(ボーカルありの場合)
Voices(声の選択)は魅力的ですが、BGM用途ならボーカルなしが一番事故りにくいです。逆に、SNS用の短尺やジングル(短いテーマ曲)を作るならVoicesが効きます。
ボーカル曲を作るなら、プロンプトに声の方向性と歌詞のルールを同時に入れるとブレが減ります。
【曲の条件】
・ジャンル:ポップ(明るい、軽快)
・長さ:30秒
・用途:SNS広告の冒頭
・ボーカル:明るい女性、はっきりした発音(子どもっぽくしない)
【歌詞のルール】
・日本語
・固有名詞は入れない
・最後は前向きな一言で締める
【避けたい】
・過度なオートチューン感
・早口すぎる歌
ポイントは「避けたい」を入れること。AI作曲は、禁止事項があると安定しやすいです。
手順4:Custom Modelsは「シリーズ化」したい人が最後に触る
Custom Models(カスタムモデル)は、自分の制作物の方向性を固定するための機能です。言い換えると、同じテイストの曲を継続して作る人ほど効きます。
おすすめの順番はこう。
- まず通常生成で「理想に近い曲」を2〜5個作る
- その中から「これ系を増やしたい」という代表作を決める
- Custom Modelsで、その代表作に寄せる学習や設定をする
この順番にすると、カスタムモデルに変な癖がつきにくいです(最初から学習させると、方向性がブレたまま固定されがち)。
作り直しを減らすコツ:プロンプトは「3層」で書く
v5.5のカスタマイズを活かすなら、プロンプトは長文で盛るより、3層に分けるのがラクです。
- 目的層:何に使う曲か(動画、店内、作業用)
- 音層:テンポ、楽器、雰囲気(具体物)
- NG層:やってほしくないこと(主張しすぎ、暗すぎ、派手すぎ)
【目的】
3分のスライド解説に使うBGM。話の邪魔をしない。
【音】
ローファイ寄り。ピアノ中心、柔らかいドラム、控えめなベース。
テンポは中速。明るめだけど落ち着く。
【NG】
メロディが目立ちすぎる、急な転調、派手なシンセリード、ボーカル。
この形にすると、My TasteやCustom Modelsと組み合わせても破綻しにくいです。
わたしの所感:AI作曲は「当てる」より「整える」が勝ち
AI作曲って、最初は「すごいの出た!」がピークで、そのあと「いや、毎回これじゃないんだよな…」が来るんですよね。
v5.5の方向性(カスタマイズ強化)は、その“あるある”にちゃんと効くアップデートだと思いました。特にMy Tasteは、地味だけど効くやつ。BGM用途の人ほど、恩恵が大きいはずです。
まとめ:まずはMy Taste用メモを作ってみよう
Suno v5.5は、「作曲ができる」だけじゃなく狙った方向に寄せるための道具が増えました。
- まずは用途を一言で決める
- My Tasteに「好みメモ」を入れる
- ボーカルが必要なときだけVoicesを詰める
- シリーズ化したくなったらCustom Modelsに進む
今日のおすすめアクションはひとつだけ。あなたの「好みメモ」を10行で書いて、My Tasteに入れる。これだけで、次に作る曲の当たり率が上がります。
参考リンク
- Suno leans into customization with v5.5(The Verge AI)

