「動画を作れ」と言われるたびに、編集ソフトを開く前から気が重い…ありますよね。
今週のニュースで、Google Vidsに“プロンプトでアバターを演出できる”機能が入り、動画づくりがかなり「文章寄り」になってきました。この記事では、業界の話は置いておいて、今日から仕事で使える手順だけに絞ってまとめます。
目次
今回のGoogle Vids新機能で「できること」
TechCrunchによると、GoogleのVidsアプリで、アバター(画面に出す話し手役)をプロンプトで指示できるようになっています。
- 台本(しゃべる内容)を文章で用意して、動画に落とす
- アバターに「どんな口調で」「誰向けに」「どんなテンポで」話すかを指示する
- 撮影がいらないので、社内共有・説明動画が作りやすい
正直、ここがいちばん嬉しいです。動画制作のつらさって、編集技術よりも「撮る」「撮り直す」「声を入れる」あたりの心理的コストだったりするんですよね。
こんな人におすすめ
- 社内向けの説明動画(業務手順、ルール変更、ツールの使い方)を作りたい人
- 営業・CSで、よくある質問を短い動画にして渡したい人
- 顔出し・声出しは避けたいけど、文章だけだと伝わりにくい人
無料で使える?料金は?(2026年4月時点の考え方)
Google VidsはGoogle Workspace(Googleの仕事用プラン)側の機能として展開されることが多く、使えるかどうかは契約プランや管理者設定で変わります。
- 会社のGoogle Workspaceを使っている人:管理者がVidsを有効にしているか要確認
- 個人のGoogleアカウントで触れる範囲:一部機能が制限される可能性あり(提供状況は地域・アカウントで変動)
料金はプラン次第でブレるので、ここでは「まずは自分の環境でVidsが開けるか」を先に確認するのがおすすめです。確認方法は次の手順に入れています。
使い方の手順:プロンプトで「説明動画」を作る
ここでは例として、「新しい経費精算ルールを3分で説明する動画」を作る流れでいきます。スクリーンショットで追うつもりで、細かめに書きます。
手順0:Vidsが使えるか確認する
- Google Workspaceのアプリ一覧(9点ドット)を開く
- 「Vids」が見えるか探す(見えなければ検索窓で“Vids”)
- 見つからない場合は、社内の管理者に「Vidsを有効化できるか」聞く
手順1:先に「台本」を作っておく(ここが9割)
Vidsでいきなり作り始めるより、先に台本を作ると失敗が減ります。台本は、ChatGPT / Claude / GeminiのどれでもOKです。
おすすめは、台本を3パートに分けることです。
- 最初の15秒:何の話か、誰が得するか
- 本題:3つのポイント
- 最後:次にやること(リンク・締切・問い合わせ先)
そのままコピペできる台本作成プロンプト例です。
あなたは社内向け動画の台本作家です。
目的:経費精算ルールの変更点を3分で説明する
視聴者:忙しい営業(スマホで視聴)、経理の知識は薄い
トーン:淡々と分かりやすく、圧をかけない
構成:導入15秒→要点3つ→よくあるミス2つ→最後に次のアクション
条件:
- 専門用語は(かっこ)で一言説明
- 1文は短め
- アバターが読み上げても不自然にならない文章
出力:見出し付きの台本(読み上げ原稿)
手順2:Vidsで新規作成して「シーン」を分ける
Vidsを開いたら、新規作成(テンプレートがあれば説明系テンプレが楽)から始めます。
- シーン1:タイトル(例:経費精算ルールが変わりました)
- シーン2:変更点その1
- シーン3:変更点その2
- シーン4:変更点その3
- シーン5:よくあるミス
- シーン6:次のアクション
ポイントは、1シーン1メッセージにすること。ひとつのスライドに詰め込むと、アバターの説明も長くなって見てもらえません。
手順3:アバターを置いて、プロンプトで「演出」を決める
ニュースの新機能ポイントがここです。アバターに対して、プロンプトで指示を出します。
おすすめの指示はこの3点セットです。
- 口調(丁寧、カジュアル、落ち着いた、など)
- テンポ(ゆっくり、普通、少し早め)
- 強調(数字、締切、やること)
プロンプト例(アバター演出用)です。
話し方の指示:
- 口調:丁寧だが堅すぎない。社内の先輩が教える感じ
- テンポ:少し早め(1.1倍くらい)
- 強調:締切日、金額条件、提出先は一呼吸おいて強調
- 禁止:脅す言い回し、責める言い方
この方針で台本を読み上げてください。
手順4:台本を貼り、1回「通し」で違和感を潰す
アバター動画は、文章が少しでも長いと一気に“見づらい”になります。なので通し再生して、次をチェックします。
- 1文が長すぎないか(長いなら2文に割る)
- 固有名詞が読みにくくないか(読み仮名の工夫、言い換え)
- 「結局どうすればいいの?」が最後にあるか
ここで便利なのが、AIに台本のセルフチェックをさせること。次のプロンプトを、台本と一緒に投げてみてください。
この台本を、アバター読み上げ前提で校正してください。
チェック観点:
- 長すぎる文を分割
- 口に出したときに引っかかる言い回しを修正
- 数字や日付は聞き取りやすい表現に
- 聞き手が迷う部分があれば補足を1文追加
出力:修正版の台本(変更点が分かるように)
手順5:共有前に「見られ方」を整える(地味に大事)
社内共有で事故りがちなのが、権限とリンクの扱いです。共有範囲を「組織内のみ」にする、閲覧のみで配る、などを先に決めましょう。
- リンク共有:社内限定にする
- コメント可否:フィードバックが欲しいならコメントOK、配布だけなら閲覧のみ
- 動画内の情報:個人情報や取引先名は極力入れない
よくあるつまずきと、直し方
アバターが「棒読み」っぽい
台本が“書き言葉”すぎることが多いです。語尾を整えすぎず、短文に寄せると改善します。
- NG:本日ご説明させていただく内容は次の通りとなります
- OK:今日は3つだけ。変更点をサクッと話します
結局、何をすればいいか伝わらない
最後に「次のアクション」を固定で入れるのが効きます。テンプレ化しちゃいましょう。
最後にやること3つです。
1) 今日中に申請フォームのリンクをブックマーク
2) 来週月曜以降は新ルールで申請
3) 迷ったら経理のチャットに「#経費相談」で投げてOK
まとめ:まずは「3分の社内説明」から試そう
Google Vidsのアバター新機能は、動画編集を頑張るというより、文章で動画を組み立てる方向に寄せてくれるのが良いところです。
最初の一歩としては、いきなり凝った動画よりも、
- 社内ルール変更
- 新ツールの使い方
- よくある質問の回答
このあたりを「3分」で作ってみるのが一番うまくいきます。台本だけAIに手伝ってもらって、Vidsでアバターに読ませる。これだけでも、伝わり方がかなり変わりますよ。
参考リンク
- Google now lets you direct avatars through prompts in its Vids app(TechCrunch AI)
- Create, edit and share videos at no cost in Google Vids(Google AI Blog)
Photo by Solen Feyissa on Unsplash


