「ChatGPTやClaudeで相談してた内容、Geminiでも続きから使えたらいいのに…」って思ったことありません?
今回、GoogleがGeminiに“乗り換え(引っ越し)ツール”を用意して、他のチャットボットの会話や個人情報をGeminiへ移しやすくなりました。この記事では、難しい話は抜きで「今日やるならこの手順」という形に落として紹介します。
目次
今回の新機能で「できること」を1分で
TechCrunchによると、Geminiに他のチャットボットから会話・個人情報を移せる“switching tools(乗り換えツール)”が追加されました。
- 別サービスで続けていた会話の流れを、Gemini側でも参照しやすくなる
- 自己紹介や好み、仕事の前提などを、もう一度ゼロから打ち直す手間が減る
正直、AIを使い始めた人が最初につまずくのって「性能」より自分の前提を何度も説明する疲れなんですよね。そこを少しでも減らせるのが今回の良さです。
こんな人におすすめ
- 複数のAIを使い分けていて、毎回“同じ自己紹介”をしている
- 過去の相談ログを活かして、同じプロジェクトをGeminiでも進めたい
- Google Workspace(Docs/Sheets/Slides)側でGeminiを使うので、会話の前提も寄せたい
無料で使える?料金は?(2026年3月時点の考え方)
Gemini自体は無料枠があり、移行ツールも今後無料で使える範囲が出てくる可能性が高いです。ただし、実際には次の2点で体験が変わります。
- 地域・アカウント・提供段階(段階的リリースだと、同じ設定でも表示されないことがあります)
- Geminiの有料プラン(長文の取り扱い、統合機能などがプランで変わることがあります)
ここは無理に課金するより、まず無料枠で「移行できるか」「自分の用途で効くか」だけ確認するのが安全です。
使い方:会話をGeminiへ引っ越す手順(迷わない版)
ここではPCブラウザ想定で書きます。画面はアップデートで変わるので、文言が少し違っていたら近いメニューを探してください。
手順0:移行前に“持っていくもの”を決める
移行がうまくいくかは、実はここで決まります。おすすめはこの3つに絞ること。
- 今やっているプロジェクトの会話(直近の重要ログだけ)
- 自分の前提(仕事、目的、口調、NG事項)
- よく使うテンプレ(メール依頼、要約の型など)
全部持っていこうとすると、逆にノイズが増えます。私は毎回「直近1〜2週間分だけ」にしています。
手順1:Geminiにログインして「設定」周辺を開く
- Gemini(Web)を開く
- 左下や右上のプロフィールや設定(Settings)を探す
- 「データ」「プライバシー」「インポート(Import)」「乗り換え(Switching)」に近い項目を探す
ここで“チャットの移行”に関する導線が出ていればOKです。出ていない場合は、まだあなたのアカウントに来ていない可能性があります(しばらく待つのがいちばん早いこともあります)。
手順2:移行元のデータを選ぶ(会話、個人情報など)
移行ツールが出てきたら、たぶん次のような選択になります。
- 会話(チャット履歴)
- 個人情報(プロフィール、好み、前提など)
ここでのコツは、いきなり全移行しないこと。まずは会話1本だけか、個人情報だけで試すとトラブルが減ります。
手順3:移行後に「要約メモ」を1枚作る(ここが超大事)
移したはずなのに「結局、Geminiが文脈をつかめてない…」ってなりがちです。そこで、移行直後にGeminiに“まとめ直し”をお願いすると一気に使いやすくなります。
コピペで使えるプロンプトを置いておきます。
あなたは私の作業相棒です。
今取り込んだ会話(またはプロフィール情報)を元に、今後の作業がスムーズになる「前提メモ」を作ってください。
条件:
- 300〜500字で短く
- 私の目的(何をしたいか)
- 口調の好み(丁寧、短め、結論先)
- NG(やってほしくないこと)
- よく使う成果物(例:メール下書き、要約、比較表)
- 次に確認すべき質問を3つ
最後に、上の前提メモをこのチャットの先頭に貼れる形で再掲してください。
この「前提メモ」があるだけで、次回からの指示がめちゃくちゃ短くなります。個人的には、移行ツールよりこの一枚の効果が大きいです。
失敗しないコツ:移行は「ログ」より「型」を運ぶ
会話履歴を大量に運んでも、実務はあまりラクになりません。ラクになるのは、だいたい次の2つです。
- 自分の型(要約の粒度、比較の軸、メールの雛形)
- 進行中タスクの前提(締切、相手、制約、目的)
なので、移行後は「型テンプレ」をGemini側に作っておくのがおすすめです。これもコピペでどうぞ。
私が今後よく使う「指示テンプレ」を3つ作ってください。
用途は (1) 調べ物→要点整理 (2) 文章の下書き→整える (3) 比較表の作成 です。
それぞれ、
- 入力する材料(例:URL、メモ、条件)
- 出力形式(見出し、箇条書き、表など)
- 確認質問(不足情報があれば先に聞く)
を含めて、コピペで使える形にしてください。
プライバシー面で気をつけたいこと(専門用語はかみ砕きます)
移行は便利ですが、データの扱いは一度立ち止まった方がいいです。
- 個人情報:住所や電話番号などは、必要になるまで入れないのが無難です
- 機密情報:社内資料や未公開の数字は、まず伏せ字(例:A社、売上X円)で試す
- 学習(モデル改善):入力がモデル改善に使われるかどうかは設定やプランで変わることがあります。設定画面の説明は一度だけ確認しておくと安心です
「便利だから全部突っ込む」より、「必要な分だけ、運用で守る」ほうが長く気楽に使えます。
まとめ:まずは“前提メモ”だけ作ってみよう
Geminiの乗り換えツールが来ると、会話や前提を移すハードルが下がります。とはいえ、一番効くのは移行後に作る前提メモとよく使う型テンプレだったりします。
今日やるなら、次の順番がおすすめです。
- Geminiの設定で「移行」の導線があるか確認
- いきなり全部ではなく、会話1本か個人情報だけで小さく試す
- この記事のプロンプトで「前提メモ」を1枚作る
これだけで、明日からの指示が短くなって、AIが“ちゃんと相棒っぽく”なってきます。まずは前提メモ、試してみてください。
参考リンク
- You can now transfer your chats and personal information from other chatbots directly into Gemini(TechCrunch AI)
Photo by Vitaly Gariev on Unsplash


